ぶっ壊せ♪ぶっ壊せ♪ぶっ壊せ♪ 眠りにつこうと思ったが、破壊音等々で眠れなかった。そして今、科学班一同のぶっ壊せコールが響いていた。煩くて眠れないったらありゃしない。僕は基本、場所は選ばない。寝る場所が床だろうがコンクリートだろうがどこだろうが眠れる。だけどそこが煩いと眠れないのだ。
「待つんだリナリー!」
リーがコムリンを壊そうと足を上げた瞬間、巻き毛室長は現れた。そして「コムリンは悪くない!悪いのはコーヒーだよ!!」などとほざきはじめる。科学班、しっかり捕まえとけよ……。
「罪を憎んで人を憎まず。コーヒー憎んで、コムリンを憎まずだ、リナリー」
じゃあ、アンタはコーヒー飲むなよ。って話だよね。それに……
「それ、遠まわし、コーヒー淹れたリー、憎むこと」 「え……」
予想外のことだったのか、固まっていた。でも、よくよく考えたらそういう話じゃないのかな?
「兄さん……ちょっと反省してきて」
リーの容赦ない蹴りがきまり、コムリンたちは重力に従って落ちていった。どれくらいの深さあるんだろう?室長生きてるの?ま、どうでもいいけど。
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