※バーンがドМ
ほんのりヒート←バーン
「……っあ、ぁ」
バーンを縛り上げている縄をぎゅっと引きながら背中を踏むと甘い声が響いた。それを聞いて私は知らず知らずのうちにため息をつく。こいつがセックスをするのが好きだとは知っていたが、マゾだとは知らなかった。バーンは虚ろな表情で床に転がっている。
「ふぅん、本当にこんなんで感じてるんだ」
ゆるゆると頭をもたげる性器をぐりぐりと踏み付けると、下から悩ましい喘ぎ声が聞こえてきた。涙目で女のようにアンアンと鳴いている様は確かに興奮を煽る。白い肌は汗ばんでてらてらと光っていた。内股が先走りで濡れている。そこにはいつものバーンからは想像も出来ない危険な妖艶さがあった。そしてその妖艶さに強く惹かれている自分に、とても嫌気がさした。
「はぁ、ほんとにとんだマゾヒストで淫乱だね。救いようが無いよ。こんな姿、君の幼なじみに見せたことあるの?」
「………っはぁ、あっ」
「想像したんだ?やらしいね、いっそのこと呼んでみる?」
「やだっ………やだぁ…」
弱々しく首を振るバーンに加虐心がつのる。無意識に口角を上げている私も相当な変態なのかもしれない。バーンは、呼ばないで、と泣き始めた。普段もこの位素直だと可愛いのに。
でも優しくなんてしてやらない、君は私の所有物だからね。
「名前……、なんだっけ?ヒートだったっけ?」
「ひぃ、う」
さっきよりずっと強く縄を引っ張りながら背中を床に押し付ける。ヒートと名前を呼んだところでバーンの体がびくりと震えた。面白い、暫くはこれで遊べそうだ。
「どうしようか?ヒートに来させて、バイブとかディルトとか突っ込ませる?ヒートにもヤらせようか。二輪挿し、気持ち良いんじゃない?」
「…や、ぁ…っ!」
「何がやなの?…あぁ、でも流石に今の君を見たらヒートも引くかな。冷たい目で見てるかもね。汚い雌豚だなぁとか思いながら。」
「───ぅあぁっ!」
白い肢体が跳ねて性器から白濁が飛び散った。あーあ、と思う。想像しただけでイけるなんてね、触ってもいないのに。余程ヒートって奴のことが好きなのかな。
本当に、報われないよね。
「やっぱり嬉しいんじゃないか。呼んできてあげるから、そのままおとなしくしててよ」
「嫌だっ、やめろ…、なんでも、するから…」
「…そう、何でも?」
私の笑みに何か嫌なことでも感じたのかバーンが少したじろぐ。しかしヒート、にはかえられないのか弱々しく頷いた。
私はもう自分を止められないと、確信していた。
「じゃあこれからは私のために生きてもらおうかな……奴隷、として」
「…………。」
「ねぇ、返事はないの?」
優しく甘く囁くと目を逸らして小さくはい、と頷いた。ああ、そこで従っちゃう?もっと酷くしてほしいくせに。
縄をきつく締めると甲高い声を上げてそれから何も喋らなくなった。繰り返される呼吸が熱を帯びて卑猥なものになる。口の端から床に涎が零れ落ちた。まるで餌を目の前にした犬みたいだ。…ああどうしようかな、クセになりそう。
離さない
title:gleam