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驚いた。
組み敷いた腕は暴れて手がつけられなくなるかと思っていたのに。バーンはちらりとこちらを向いて無垢な顔で俺の目を見た。いつもの攻撃的な感情はそこには見当たらず、不意なバーンの表情にどきりとした。どんなって、この状況で、彼は笑ったのだ。無垢とは似ても似つかない、妖しげな笑みだった。



「何だよ、続きやんないわけ」


「バーン、俺に犯されてもいいの?」


「別に。気持ちいい事は好きだし」



何とまあ単純な理由だ。しかし俺にとっても都合の良い理由なので何も突っ込まないでおく。首筋から耳の裏まで舐め上げると、横から息をのむ音がした。耳が弱いのか。そのまま耳の付け根を一周して、耳の穴を丹念に舐める。快感に打ち震える振動がこちらにまで伝わってくる。背中に回された腕が、ひどく熱かった。まるで恋人のようだ。



「ふっ、子供体温だよね…君は」


「今関係ないだろ、そんなの」


「はいはい…でもさ、これから先もっと熱くなるのに、大丈夫なのかなってね」


「馬鹿言ってんなよ…んんっ」


口を塞いでユニフォームの中に手を滑らせる。初めて素手でバーンの体を触ったかも。すべすべだなあ、柔らかいし。柔らかいといえばバーンの舌も柔らかい。軽く舌と舌を合わせただけで、バーンは顔がふやけて気持ち良さそうにする。胸の飾りを撫で上げると、背中に回された腕に力が籠もった。


「気持ち良い?」


「っ…聞くのかよ、分かんだろ」


「バーンの口から聞きたい」


「はーん…、…すっげえ、イイ。」



人を見下すような笑みに心が高鳴った。別にマゾなわけではないけれど、この笑みには何だか不思議な力がある。ユニフォームを捲り上げて乳首を舐めると、バーンの口から甘い吐息がもれた。甘噛みしたり、舐めたりを繰り返していると赤くぷっくりと勃ち上がる。



「…何これ。やらしー」


「アンタがやらしくしてんだろ」


「元々の素質の問題でしょ」



舐めたり吸ったり弄ったりしていると、腹に違和感を感じた。はあん、なるほど。



「バーンさあ、胸いじられただけで勃つの?すごい淫乱だねえ」


「…っさあな…キスのせいもあんじゃね?アンタ、上手いし…っな…」


「言ってくれるじゃない」



段々バーンの息が上がってきた。はあ、と息を吐いたのを見計らってバーンの口内に舌を差し込んだ。びくり、と肢体がはねる。上顎を舌で撫でると舌もびくついた。感じやすいなあ。やっぱり素質の問題だよ、これは。息を吐いた時にキスをしたもんだからバーンも苦しいのだろう、目の端に涙が浮かんだ。キスをしたまま服の上からバーンの自身を撫でる。バーンの舌がうねった。



「ふっ………、んん!んんっ…!」


服の上からでも硬さを増していくのが分かる。でもこのままじゃ可哀想かな。もどかしいだろうし。優しくパンツごとズボンを脱がして自身に触れた。先走りが糸をひいててらてら光る。



「あーあ、…ほんとやらしー」


「うっせ、…それより…靴と靴下も…脱がさせろよ」


「駄目。そのまま」


「…っなんでだよ…」


「ポリシー?…その方がエロいよ、バーン」


「……っは!アンタって…変態……」



お褒め頂き光栄です。自身の先を円を描くように撫でると、バーンはびくびくと震え上がった。なんか、つまらない。声がないと盛り上がらない。
なのでいきなり、上下に激しく擦ってみた。さあ、どうなるかな。




「――――――ふあぁっ!?ちょっ、あん、た、激し、――うあっ!」


手の上にどろり、と転がるそれ。あら、イっちゃった。そんなに気持ち良かったんだ。



「………早くない?」


「……………っ、うるせ、え…変態っ…!」



え、変態のレッテル貼られちゃったわけ?まあいいや、バーンのを見たらまだまだいけそうだし、俺もそろそろ我慢が出来ない。
ローションはどこにやったか。



ローションを手に垂らして指につけ、バーンの後孔に押し込む。途端にきゅう、と締まって進みづらくなってしまった。



「ねえ、進まないよバーン、もうちょっと力抜いて」


「はぁんっ…!あ、む、無理っ……ああ…!」



この反応、初めてじゃないな。分かってたけどね。全く指を進められないので、入り口の指を三本に増やしてばらばらに掻き混ぜた。ちゅくちゅくじゅくじゅく。卑猥な音に耳が侵されていく。指を動かすたび痙攣する腰と足に口付けて、指を引き抜いた。快感が抜けたのが気になったのか、バーンが火照った顔を上げた。頬が桃色。




「…………?」


「ごめんね。あんまり慣らしてないけど、我慢出来なさそうだから」



挿れる、ね。

間髪入れずにいきり立つ自身を押し込んだ、というかねじ込んだ。バーンの目から涙が零れる。多分痛いのではなく、衝撃の所為だ。


「――――――ひぁ、あああああアあッ!!!」


バーンの温かな内壁がうねって、絡み付いて、気持ち良い。程よい締め付けとはこれを言うのか。少しだけ腰を引くと内壁が強烈に締め付けた。わあ、何これ名器。




「そんなに締め付けなくても、バーンも気持ち良くさせるから心配しないでよ」


「………………っよ、」


「え?聞こえない」


「はやくうっ…動けよぉっ…!」



急いでバーンの顔を見るとぽろぽろ涙を流しながら腰をゆるゆる揺らしていた。その動作にさえ、締まる。乱れた髪の下で金色のビー玉のような目が涙に濡れて光った。艶めかしい光。
ああ、もう限界。





「加減、しないからねっ…」


ぱちゅん、ぱちゅん。
肌と肌がぶつかる音、粘着質な音が響く。奥を突くと先がきゅうっと搾られる感覚。でもバーンのイイところはここじゃない。




「ひぃ、あっあっふああっ…」


「…どこだろ…あっ」



ここだ、と思った瞬間、今までに無いくらい強く、ナカが締まった。危うくイきそうになってしまったくらいだ。バーンの手が俺のユニフォームを掴む。




「はっあっ、あん、あっ…そこお、そこが、イイ、あっアっ、」


「…その顔、誰にも見せたくない…ねっ…」


「ふああッ……!…おっき、く…なっ…!はぁっ…!」


「そんな声と顔されたら、っ誰だって、たまんないと思うけど……?」


「やっ、あ、あっあ、あん、ア、そん、なっ…突かれ、たらっ…うあぁっ…イ、くッ…!」


「いいよ、イって」



バーンの腰を掴んで、ぐりぐりとイイところを突き上げる。がり、とバーンが背中を引っ掻いた。声にならない嬌声が鼓膜を震わせる。



「―――――――――んんンっ―!!!」


「っちょ、」


締め付けが、強、


猛烈な快感に流されて射精してしまった。どくん、どくん。射精に合わせてバーンが動く。そして気持ちよさそうに吐息をもらした。




「………熱い、アン、タの…」


「…それは…精液?それともコッチ?」


緩く自身を抜き差しすると、バーンが少し喘ぐ。それからいやらしく笑って、ドッチも、と答えた。
ああ可愛い。自分のものにしてしまいたい。キスをすると、腕を首に絡めてきた。舌がさっきよりもずっと熱い。



「んっ…ん、」


「…、もう、また勃っちゃうからやめてくれない?」


何がって、キスをしながら腰を振ってくるのだ。流石に三回も出すのは嫌だろう。しかしバーンは上目遣いで、こう聞くのだ。



「……アンタは、もうヤりたくねえの?」


…適わないな、全く。






























第二ラウンドも終わったところで、俺たちは汗だくのままベッドに横たわっていた。今更シーツが汚れてないか確かめるのも億劫だ。腕枕をしてあげているバーンを見ると、俺の指を触ったり、噛んだり、舐めたりしている。こんなに甘えているのを見るのはとても珍しい。



「ねえねえ、バーンさあ、俺のものになる気はない?」


「…アンタの?」


まじまじと顔を見られると照れ臭くなる。まだ頬が上気したままのバーンが、俺の鎖骨に吸い付いた。あ、跡残る。別にいいけど。寧ろ嬉しいけど。




「………んー、俺飽きっぽいぜ」


「知ってる。大丈夫、飽きさせない自信あるよ」


「…浮気するかも」


「俺に戻ってくるなら許してあげる」


「…もっとイイこと、教えてくれるか?」


「勿論。天国を見せてあげるよ。」



そこまで聞くとバーンはにやりと笑って俺に乗り上がりキスをした。はー、癖になる。バーンの動きはいちいち予測が出来なくて面白い。




「……いいぜ、アンタのものになってやる。だってアンタ、ガゼルよりもここの使い方上手いからさあ」



そう言って俺のスウェットの上からそこをやんわりと触った。ガゼルお気の毒様。まさか君まで餌食になっていたとはね。



とりあえず飽きられないために、次は道具でも使ってみようかなあ。バーンの事だから、大きい方が喜ぶんだろうな。

































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クソビッチが 書きたかった





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