零の旋律 | ナノ

prologue


Dependence×Syndrome


「僕を愛さないなら、僕は君を殺す」

 歪んでいてもいい、狂っていてもいい、ただ君が傍にいてくれるなら

「君は俺の物、誰にも渡さないし、何処かへ勝手に行くことなんて許さない」

 君がいたから、此処まで生きてきた
 君がいなかったら、何処かで死んでいただろうね

「貴方が私を物と扱おうと構いませんよ。貴方は、私を手放すことは出来ないのだから、それでいいのです」

 お互いがお互いに依存して生きていく

「結局、何も知らなければよかったのだろうか」

 知ってしまったら、引き返せなくなるくらいなら、偽りの関係を続けるべきだったのだろうか








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