受講料
2011/08/07 20:01

ネタメモ
・赤様
・not恋人しかしそうゆう体験有
・学生




「わかんね・・・なにこれ」

夏休みのある一日。
友人の家に勉強をしにきているときだった。

「1回10分でいいよ」

「何が。とりあえず主語」

目の前に座る友人、レッドは相変わらずの無表情でそうポツリとつぶやいた。
一体何が10分ていうんだ。

「キス一回、10分間教えてあげる」

「え」

コイツ、商売でも始めたのだろうか。
どうする、と首をコテリと傾げるレッドにゴクリと思わず唾を飲み込んだ。
別に・・・悪くない。

「のった」

「了解」

そう返事をするなり俺の両肩を掴み、そして一気に口付けるレッドに軽く目を見開く。
いくらなんでも急すぎるだろ、どんだけ飢えてるの。

「ん、・・・、」

「っ、ん」

口内に進入してきた、熱い舌。
まるで飢えた獣のような、そんなギラギラした瞳を持つレッドに俺は顔を赤く染めた。

「んっ、も・・・一回カウント!!」

こんなんじゃ埒があかない。つうかこのまま流されてしまったら、勉強しに来た意味がなくなる。
めんどくさそうに顔を顰めるレッドの肩をもう一押しして二人の距離を開ける。
だめだだめだ。俺は勉強しにきたんだ!

「続きは10分後になりまーす」

「・・・ノート、早く準備」

ニヤニヤ笑ってたら思いっきり冷たい視線を浴びせられた。
なんだよ、その視線!

その後、俺とレッドは10分ごとに5分間の休憩を入れることになったのはまた別の話






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