とあるR団の憂鬱
2011/07/30 20:52


20**年8月*3日
この日、俺の目の前には天使が現れた


「かわ・・・い」

長い茶髪の髪の毛に帽子を被った少女を目に俺はただ目を見開くばかり。
そして、彼女は一言言うのだ。

「勝負!」

そう、俺と彼女は、生きる世界さえも違う、敵同士だった。
彼女が天使なら俺は悪魔・・・と見せかけてゾウリムシ。
彼女が織姫なら俺は彦星・・・と見せかけて牛。

はじめから釣り合いっ子ないのだ。
俺の精一杯の我が子を繰り出しても彼女のカメックスのハイドロポンプで一瞬にしてノックダウン。
俺が払うもん払ったら彼女は走って先へ行ってしまう。
ああ、なんて悲しき人生・・・

「アンタさあ」

「・・・はい?」

涙目になりながらグズグズと鼻をすすっているとどこからか声がかけられた。
どうせ上司とか仲間だろう。

もうすぐで彼女はきっとボスに勝ち、そして世界を守る。
もっと手の届かない場所まで行ってしまうことがとても切なかった。

「俺に恋してみない?」

なんて臭いのだろう。
え、くっさ。

「あの・・・丁重にお断りさせていただきます」

それは、俺の上司でも、仲間でもなく・・・そう、言うのなら彼女とつりあうような人物で。
彼が悪魔なら彼女は天使で俺がゾウリムシ
彼女が織姫なら彼が彦星で俺が牛。
俺がキャベツなら彼女が米で彼がとんかつ。
まあ、そんな感じの男だった。

「彼女の名前、教えてあげるよ」

俺、幼馴染なんだ。
そういう彼はニカっと笑うと俺の首へ腕を回し抱きついてきた。

「俺は、ファイア」

で、彼女がリーフね。
耳元で囁く・・・えーと、ファイアくん。
なんだかその言い方だとリーウちゃんがおまけみたいな言い方だ。

「俺に、恋してよ?」

「いやだから無理ですさーせん」


こうして、俺は毎日胃痛と戦うこととなったのでしたちゃんちゃん

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