第十話(5/7)


「あー見てらんね」

「お兄ちゃん?」

「怜也?」


僕と総悟はお兄ちゃんの登場に驚いた。


「沖田、あれだけ練習したのにコレか?」

「う、うるせェや///」

「れんしゅう?」

「はい、昨日と同じこと言う。」

「…水樹、俺お前のことが好き過ぎてたまらねぇ。
毎晩毎晩お前のこと考えて寝れねぇし…
だから、俺と結婚してくだせェ!!」

「よし、合格。
で、水樹…返事は?」

「…僕は正直いきなり結婚とか言われても困る。
だから、少し考えさせてほしい。
てか、その…彼氏とかにもなってないし、
でーととかもしたことないのに、
全部すっ飛ばして結婚って言われて返事出来るわけないじゃん。
結婚とか言う前に、ちゃ、ちゃんと彼氏になってからそういうこと言ってよ///」

「だってさ。」

「水樹ー」

「うわっ」


僕はなぜか総悟に飛び付かれた。
でも、可愛く見えたから許す。

けど、なんでいきなり結婚なんて言い出したんだろう?


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