第九話(4/6)


「あんな怒るなんて思わなかった…
あー嫌われたらどうしよ。
俺生きていけない…」

「じゃあいっそ死んだらどうですかィ?」

「……沖田」

「あんなこと言われた位でそんな声出してるたぁ、いくら兄貴でも情けねぇですぜ?」

「うるせー」


ちくしょー
よりによって沖田に聞かれるとは…
とりあえず、無視しとくか。


「後で水樹に兄貴が死にそうなぐらいダメージ受けてたってバラしておきやす。」

「……ヤメといたほうがいいと思うが。」

「バラしたらどうなるんでしょうねィ?」

「さぁな」


俺はこの空気に耐えられなかったので、そそくさと自室に戻ることにした。


〜怜也視点終了〜




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