第九話(3/6)
朝ご飯を食べ終えた僕はいつものように見回りという名のサボリに出掛けようとしていた。
「水樹ー」
後ろから聞きたくない声が聞こえたから無視した。
「今朝のことまだ怒ってんのか?」
「別に。」
「いや何時にも増して不機嫌じゃん」
「……お兄ちゃん、しばらく僕に話しかけないでくれる?
声が耳障りだから。」
「え、俺の声ってそんな酷かったかな?
って、あ…水樹ー!!」
〜ここから怜也視点〜
…そんな酷いことした覚えないんだけどなぁー
てか、俺の声ってそんなに酷いのか?
水樹に言われるとなんか凹むわー
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