第九話(2/6)
僕は慌てて隊服を着た。
そして、お兄ちゃんを無視して食堂に向かう。
「あ、土方さんおはようございます。」
「あぁ…
てか、お前随分と機嫌悪そうだな。
また総悟か?」
「いえ、今日はお兄ちゃんです。」
「…そうか。
なんかされたのか?」
「…服着る前の姿見られました。」
「…お前いい加減服着て寝ろ。」
「そしたら布団の肌触りが…」
「…じゃあせめて上着ぐらい着ろ」
「考えておきます。」
僕はお兄ちゃんに腹を立てて、今日は屯所に居たくなかった。
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