第八話(5/12)



「じゃあ、試してみる?
俺のことが斬れるか。」

「望むところです。」


僕はとにかく虚勢を張った。
じゃないと、怖じ気づきそうだから…



「場所変えようか。
あ、一対一でいいよね?」

「はい。
…総悟、最後くらい僕にもかっこつけさせてよ。」

「水樹、負けたらどうなるかわかってるだろィ?」

「もちろん。」

「負けて帰ってきたら、真っ先に襲って食ってやっから安心しな。」

「…って、、安心できるわけないじゃん!!
総悟のバーカ!!」

「クスッ…
食われたくなきゃ、勝って帰って来な。」

「当たり前田のクラッカー。」

「古ッ…」

「うるさい!」


僕は深呼吸してから神威を見据えた。

- 60 -


[*前] | [次#]
ページ:


戻る


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -