第六話(5/7)
「…あの人は迷わずに人を殺す。
任務で一緒に出かけていつも思う。
楽しそうに人を殺す。
そして、強い奴を見つけると子供みたいにはしゃぐ。」
「……どーしよ、僕殺されちゃうじゃん。」
「大丈夫、大丈夫。
あの人なんでか知らないけど…
水樹のこと気に入ってるみたいだし」
「いや、嬉しくないけど?」
「そうそう、水樹は俺のことが好きだから他の野郎には興味ないそうで。」
「そうそ…って何か余計な一言言わなかった!?」
「さぁ?」
僕があの人を斬るのは難しい。
でも、僕から全てを奪ったのはあの人なんだ。
そして、また僕の大切なものを奪おうとしてる…
一体、僕はどうしたらいいのだろう?
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