第五話(3/8)
「え…おまっ」
「何?いつもだけど?」
お兄ちゃんが僕の格好を見て、目を丸くした。
まぁ、寝るとき下着だけって今時いないだろうけど…
「そんな格好で寝てたら、夜這らいに来た奴にやりたい放題されるぞ!?」
「全く、水樹の兄貴はバカでィ」
何故か、そこへ先ほどまで土方さんに追いかけられていた沖田がいた。
「お、沖田…」
「水樹が襲われる訳ねぇだろィ?
第一、水樹を襲ったら俺でも殺されかけるってのに…
そんな命知らずの奴がこの真選組にいる訳ねーでしょィ?」
「そういうわけだから、お兄ちゃんは変な心配しない」
「じゃあ、俺なら…」
「いい訳ないじゃん。
そんなこと次に言ったら、ただじゃすまないよ?」
「…悪い」
なんでもいいけど、変な冗談は言わないで欲しいなぁ…
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