第一話(7/8)
僕は浴場を必ず貸切にしてから入る。
理由はわかるよね?
「はぁ、沖田と話すと疲れるな…」
「何でですかィ?」
「何でって…
いや、まず沖田がいることの方が何で?」
…何で女の子が男と入ってんの?
「安心しな、俺は至って健全だから」
「それのどこが安心?
逆に危険なんだけど…」
もういいや、沖田なんかに普通を求める方が間違ってる。
僕は沖田を浴場に残して自室に戻った。
「…沖田ってやっぱりよくわかんないなぁ」
それから、布団にダイブして速攻今の疑問を頭から消した。
「明日は非番だから…
久々に散歩でもしようかな?」
明日のことを考えてたら、
いつの間にか眠りについていた。
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