第五話(3/5)
「零さん、大丈夫なんですか?」
「え、見た目はあれですけど味はイケるよ。」
僕は素直に答えた。
「あれ?零ちゃん味覚音痴?」
「あ、あはは…まさか…」
「あ、お妙さん、マヨかけてみていいですか?」
「ええ、いいわよ。」
僕は、遠慮なくお妙さんの卵焼きにマヨをかけた。
「あれ?零ちゃーん?
なんですか、その黄色いの…」
「マヨネーズ。」
「いや、それはわかるんだけど…」
「零ちゃん、私も食べてみてもいいかしら?」
「あ、はい!
お妙さんの卵焼きマヨと合いますね。」
「あら、本当…
知らなかったわ」
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