第三話(3/7)
「零、ダメ!あんなの食べたら舌がイカれちゃうよ?
それに高血圧になったり、病気になりやすくなるから、
あんなの食べるのは銀さんが許しません!」
「あ?食うか食わねぇかはそいつが決めることだ。」
「あれ?君、よく見たら大串くんじゃないの」
「え?銀さん知り合いなの?」
「昔近所に住んでてなァ〜
でっかい金魚飼ってんだよ」
「へぇ〜」
「誰だよ、大串くんって!?」
え、でも…
土方って名前じゃないのかな?
って、内心突っ込んでみたり…
「んなことより、食うのか食わねぇのかはっきりしろ」
「あ、はい…
じゃあ食べてみます」
「お、そうか」
「え、だから食べちゃダメだってば!」
「ほら、口開けろ」
「ちょ…なんでですか?」
「絶対そこの天パに邪魔されるだろうから」
「あ、そうですか…」
僕はあまり気にせずに、食べさせてもらった。
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