両想い(2/8) 「じゃあ、もし俺が告白したらどうしやす?」 「え、総ちゃんが私に? 冗談言わないでよー(笑)」 「…冗談じゃねぇ。 マジで名前のことが好きなんでィ!」 「……そっか。 ごめんね、昔からの付き合いなのに全然気づかなくて。」 「アンタが鈍感なのは、昔から知ってやす。」 「あ、そうなんだ…」 「ああ。 で、返事は?」 「え、即答?」 「当たり前だろィ?」 「…私も総ちゃんのこと好きだよ! ちゃ、ちゃんと男の子として。」 「マジでか! じゃあ、これで俺たちもカップルになりやすねィ」 「その言い方恥ずかしいな…」 俺は、名前が他の奴らと仲良くしねぇように、することを思いついた。 back |