初恋。(6/7)



そんなことが、一週間前にあった。
で、授業中や昼休み中やHRやらの、
先生に会うときは必ず視線が絡んだ。


「苗字…」

「先生、なんかうざいです。」

「……え、冗談だよね?」

「はい、冗談です。」

「なんか最近変わった?」

「先生のせいです。」

「え、俺の?」

「授業中とかに視線合わせるのやめて下さい。」

「嫌なら反らせばいいじゃない。」

「無理なんで反らして下さい。」

「…え、何?
そんなに俺と視線合わせてたいの?」

「…最近私がおかしいのも全部、先生のせいです。
なので、責任取ってください。」

「はいはい。
もともと、一週間前からそのつもりだったしな。
責任取ってあげる代わりに、これからの関係は口外にしないように。」

「はーい。
じゃないと、先生クビですもんね。」

「そうそう。
じゃなくて、他の奴らにからかわれるんだぞ?」

「なんだ、そっちですか。」

「うん。」


こんな感じに、私は先生と付き合うことになた。
今思うと、一週間前のあの日から先生に対する気持ちがどんどん変わっていったんだと思う。
人を好きになるってなんだか、不思議だな。


そう毎日思いながら、今は先生と仲良くやってます!


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