初恋。(1/7)
まさかあんな出会いが、私の初恋になるなんて夢にも思わなかった…
それは、一週間前の出来事だ。
いつものように、学校へ向かっていた。
私の学校は普通じゃないから、非日常が当たり前だった。
それ以上の、非日常があるなんて知らなくて…
「今日は俺の諸事情により俺の授業は自習となった。」
それを聞いたクラスメイト達は、歓喜の声を挙げた。
「で、その自習の間…苗字!」
「え?」
「お前は俺に付き合うように。
以上でLHRを終了する。
で、さっき言ったが次の俺の授業は自習だ。
忘れんじゃねぇぞー」
そして、先生は教室から出て行った。
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