「それでは、ご注文がお決まりになりましたら左手側のブザーを押してお知らせ下さい。
ごゆっくりどうぞ」


そう言うと、店員さんは足早に去っていった。


「銀ちゃん、決まった？」

「いや…そういうお前は？」

「…まだ。
だって、みんな美味しそうなんだもん！」

「そうだな…」


俺たちは、必死に悩んだ。
あ、これは優柔不断とかそんなんじゃねぇからな！
全部は頼めないから、頑張って絞ろうとしてるだけだ！


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