大好きです。(1/2)
「燐ー」

私は一緒に塾に行こうと思い、名前を呼んだ。


「…今日も塾に一緒に行こうってか?」

「うん、そうだよ。」

「お前俺が魔神の息子だって知ってるだろ?」

「ん?うん、知ってるよ。
何回も青い炎出してるの見たことあるし」

「じゃあ何で…」

「だって…燐は燐だし。
それに、私は燐が魔神の子供でも気にしてないし」

「やっぱお前変なやつ」

「よく言われる」

えへへって笑う私の髪を乱暴に撫でた燐の手の上に自分の手を重ねた。


大好きです。
(き、急になんだよ///)
(言いたくなったから言っただけだよ?)
(そ、そうか///)
(燐可愛いっ)
(なっ///お前のほうが可愛いに決まってんだろ///)
(わーい、燐に可愛いって言われたー)
(…無邪気過ぎないか?)


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