ごめんなさい(2/4)
「はぁっ…回復した。」

「あら、海人さん。」

「…妙」


俺は再び顔が青ざめた。


「なんだか顔色がよくないわよ?」

「炎天下の中走ったからだろうな。」

「神楽ちゃんかしら?」

「そうだけど…」

「その神楽ちゃん、海人さんの後ろにいるわよ?」

「え…」

「海人、やっと追い付いたヨ」

「………」


俺にはもう一度走る気力が残っていなかった。



戻る
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -