君だけに…(5/6)
「…お前は何がしたいんだ?」

「私の気持ちです!!」

「…悪いが俺にはそういう趣味はねぇって言ってるだろ?」

「これでもですか?」

「………」


さっちゃんは持参した溶かしたチョコを頭からかぶった。


「相変わらず、猿飛さん過激…
あ、近藤さんもどうぞ。」

「おぉ、すまないな。」

「いえいえ。」



私は一通り配り終えた。
そして、今年も全く変わらないバレンタインを終えた。



好きな人には、後で本命チョコ持って行かなくちゃ!!



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