もう一度…(2/3)
そんで、『誕生日おめでとう』って祝って下せェよ…

忘れたわけじゃねぇでしょィ?今日…7月8日は、俺の誕生日なんですぜィ?


アンタがいない誕生日なんて…
俺には耐えられねぇ…

いくら、近藤さんや土方さん…旦那にザキ…
他の誰に言われるより、アンタに言われるのが…
一番嬉しいんでさァ…

だから、もう一度だけ…
零に会いてぇ…

俺は神なんか信じてねぇけど…神様、夢でもなんでもいい。
もう一度零に会わせて下せェ…


最後に、『さようなら』って…別れの言葉も言いたいんでさァ…


そしたら…
少しは楽になる気がするし、
何より…
この腕にあいつを、零を抱きしめたいんでさァ…


だから、最後にもう一度だけ…
零に会わせて下せェ…


零…
いつか俺が死んだら、
また会いやしょうねィ?

んで、今まで以上にイチャイチャしやしょうねィ?
今度は…
永遠に、離れねぇから…


end.

あとがき→



戻る
「#寸止め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -