ハッピーケーキ(4/7)
「できた!」
「うまそー!
いっただきまーす!!」
僕は正直不安だった。
銀さんが許してくれるかどうか…
「相変わらず、お前の料理はうめぇよな。」
「…許してくれる?」
「じゃあ、あーんってして?」
「え?」
「じゃないと許してあげないよ?」
僕は今日だけと自分に言い聞かせた。
正直こんなことは、恥ずかしいからしたくないけど…
悪かったのは僕だし、罰ゲームだって思えばいいかなって。
「…あ、あーん」
「あーん(笑)」
「……(///)」
やっぱり恥ずかしい。
もうやりたくないなぁ…
「顔真っ赤(笑)
ケーキも食ったことだし、今度は…」
「もうやらないよ。」
「え?」
「こんな恥ずかしいのやるなら、許してくれなくたっていい。」
「ごめん、ごめん。
ちょっとふざけすぎたわ。
ただ、ちょっとあいつらに嫉妬したんだよ…」
「嫉妬…」
「そ。嫉妬」
嫉妬?嫉妬…
あれ?嫉妬ってなんだっけ?
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