ハッピーケーキ(3/7)
「………」
「………」
ケーキを作っている間、僕と銀さんは会話をひとつもしなかった。
「生クリームをたっぷり使って…」
ケーキもスポンジが焼け、あとは盛り付けに入ってきたころ…
「やっべ、我慢できねぇ…」
銀さんが生クリームに手を出そうとした。
僕は反射的に生クリームを死守した。
「……」
「……」
「早くケーキ食わせてくれよ…」
「もうちょっとだから。」
気づけば普通に会話していた。
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