<<夏休み>>

―ミーン ミーン


「暑いなぁ」

「暑いな」

「暑いよなー」

「暑…」

「何回言うつもりだっ!!」


もう一度同じ会話が繰り返されそうになったので、
タダクニはすかさずつっこんだ。


「多分、ずっとじゃねぇ?」

「…てか、毎度俺ん家だけどお前ら宿題終わったのか?」

「いや、全く。」

「俺もやってないな」

「だったら宿題やれよっ!!」

「えーいいじゃん。
最初くらい遊んだってさー」

「って言いながら、どうせ最後の一日になってから慌てるんだろ?」

「…な、なぜ分かったっ!?
さてはお前超能力者だなっ!?」

「なんでだよっ」

「さすがの俺もそこまでは読めなかった…」

「なんでお前までノリノリなんだよっ」

「とりあえず、暑いしプール行こうぜー」

「「賛成」」


結局宿題は最終日にすることになったのは言うまでもない。


END.

(by.男子高校生の日常)



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