「閣下、新しい党員候補を募集しましたところ、また有能そうな者を発見いたしました」
「ふむ、では面接といこう
―ところでフェンリッヒ、この『世界を喰らう者』というステージ名…まさか」
「はい、またバカップルの片割れを喚ぶことになるでしょうね」
「赤い小僧と魔王の娘のようなやつらがまた増えるということか」
「ですが、あの男もこれで少しは大人しくなるでしょうし、そういうやつらは職務以外放っておけば…」

『お師匠さま!落ち着いてくださいデス!!』
『うるせぇ!これが落ち着いてられるかよ!!
やぁっと喚べるぜ…ホタポタも一人で食うんじゃ味が落ちちまうんだ、やっぱ相棒が居ないとなぁ!ひゃ〜はっはっは!!』

「…逆に、テンションが上がっておるようだが」
「………」


『世界を喰らう者』
(風祭姉妹はギグを止めているため面接不参加)


「では、面接を開始する」
「まずは簡単な自己紹介をお願いします」
「………」
「?フリップ?」

『参戦してない状態ではしゃべれないので、フリップを用意してきました』

「しゃべれない?…なるほど、そのタイプの主人公さんですのね」

『名前はリベア 出身はハーフニィス界の隠れ里
裏ルートではギグも美味しく食べて世界を滅ぼした喰世王です
今回は表ギグENDから来ました』

「喋れないのにフリップでのメタ発言はありなのか?!」
「邪悪学園の生屠だった経歴もあるらしい。その影響だろう」
「はい、結構です
では貴女の魔ニフェストはなんですか?」

『ホタポタ栽培の活性化及びホタポタの名産品化です』(キリッ

「ほぅ、今までにないタイプの魔ニフェストだな」
「………」
「ギグもそうだし、ホタポタってそんなに美味いのか…?」
「似た者カップルなんですのね」

『よろしくお願いします』

「まぁ、おそらくどうあろうと仲間になるのだろうが…とにかく、実技試験といこうではないか」
「御意にございます、閣下
では、実技試験を始める!」


vsリベア
(風祭姉妹及びギグ参戦)


「相棒!」
「…!」

「おぉ、感動の再会!でも敵同士なんて…いいじゃない!素敵よ!」

「殴り合うのはこれが初めてだなぁ!本気(マジ)で行くぜ、相棒!!」
「………!」
「なっ、お前だって半年前俺のホタポタ全部食っただろうが!」
「……!!」
「俺様はいーんだよ!!」

「…あれ?」
「以心伝心ってやつデスか?すごいデスお師匠様!」
「それはともかく、スケールのすごく小さい喧嘩をなさっているように見えるのですけど…」
「ふむ」
「こんなもの、クーシーも食いません。ここは見学といきましょう」


引き分け


「………っ」
「やるじゃねぇか、相棒…」

「…あ、ねぇギグっちー!その子にホタポタの話しなくていいのー?!」

「…?」
「あ、あぁ、忘れてたぜ!ナイス小娘!」
「…」
「ちょっとわかんねぇ話されただけで拗ねてんじゃねぇよ
あいつのオヤジにな、一生ホタポタを寄越すように取引したんだよ」
「……!!」
「しゃーないから分けてやってもいいぜ
どうだ、来るか?」
「…!」(コクコク

『世界を喰らう者リベアが、ホタポタに釣られて仲間になった!』

「おい!」

『ソウルクレイドルの主人公リベア様が、ギグ様の説得で仲間になってくださった!』

「…あ、喋れる」
「よっしゃぁ!」

「結局あの二人、どういう関係なんでしょう?」
「さぁ…」






 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

殿下「お前はあの時の…!今度こそ魔王という称号がどれだけ偉大なものか、思い知らせてくれる!」
リ「え、あの、今回私裏じゃないんですけど…」
眼鏡「おぉ、お前か!ではまた魔侮堕血観察記録を付けるとしよう…ハァハァ」
ギ「相棒逃げろー!」


ってアホツンデレ共に人気そうな気がする
相棒から離れろ変態ごみ虫共ってやつですな




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