会えるまであと一週間ぐらい…に、なるのかな
ポケギアの日付をやたらに確認してしまう。
溜まった書類仕事全力で片付けってくっから!とお預けをくらってしまったから、修行はそれまで頑張ろうってことにした。
久しぶりに顔を見たら、きっと幸せな気持ちが他称無表情な(確かに他の人よりは表情筋の動きは悪いと自覚している)顔ににじみ出てしまうんだろう。
そうだ、変でぎこちなくて逆に笑われても、笑うんだ。
口下手だから、仕草や笑顔で君への「好き」が伝わればいいなって思う

「……大好き、」

いつも、安らぎと愛しさと優しさをありがとう。

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「12月の間はここにいること!いいな?!」
じゃねーと俺、二度とシロガネ山登んねぇから

そんな酷い脅しであっけなく休憩になった修行生活。現在地はシロガネ山でもマサラタウンでもなく、トキワジムのグリーンの私室。
ここは事務室であって決して貴方達の愛の巣じゃないんですよとはジムトレーナーのセリフだ。僕もそう思うけど、どうやらグリーンは僕をマサラに帰したくないようで、ここを譲らなかった。

あぁ暇だ。どうして僕はあんな横暴に頷いてしまったんだろう
でも、仕方ないじゃないか。だってお前が来ないといろんな意味で今の僕は死んでしまう。

あれから今日で一カ月。さみぃと震えながら抱きしめられるより、ずっと傍にいたような気がするなぁ
いつもいっぱい好きって言ってくれてありがとう。
僕からは恥ずかしくてなかなか口に出せなくてごめん。
これからはもっと…なんて、結局変われないから無駄な決意
…でも、大好きだよ

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ピカチュウはいつももふもふしていて、暖かくて可愛い。そして何より強い
さくさくと眼の前の彼お手製クッキーを頂きながら、嫁自慢ならぬ相棒自慢をしてみた。いつもいつもピカチュウと喧嘩して仲の悪い彼だから、これを機にピカチュウの魅力を知って仲良くなってもらおうという算段だ。

ふんふん。一応聞いてくれているグリーンの眼はしっかりと僕を見ている。じぃっと頬杖ついた彼は、一拍と紅茶で喉を潤していた僕に

「… なぁ、シよ」

さらり、そのままの姿勢で呟いく。
飲み干し終わったばかりの中身のないカップが手から落ちて転がっていった。


後のベットで曰く
「お前が好きなもんを語るときって、目がきらきらしててすっげーいいんだ。
お前ほんとかわいいよ。誘いたくなる」
殴った僕は間違ってない。





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リア充爆発しろいやグリレは写真撮らせろ




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