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ユーリオ「ううう寒かった…。宿が見つかって良かったよ。」
ハッサク「本当になあ。いや神様は俺達を見捨てちゃいなかったようだ。」
リコリス「中々渋いストーブだねえ。お嬢様、冷えたでしょ?前どうぞ。皆さん方も。」
ブルーベル「え、ああ、ありがとう…でも私平気よ?」
ハ「そんな顔真っ赤にして何言ってんだ。女の子が体を冷やすもんじゃない。ほらソニアも。」
ソニア「…私こそ平気。そんな軟じゃないから。」
リ「(ドラゴンタイプが何言ってんだか)」
ユ「まあまあソニア。ほら、姉ちゃんが遠慮しちゃってるよ、ね。姉ちゃん?」
ブ「えっ、うん、そうね!」

ハ「(こそこそ)おいおいブルーベルはどうしちまったんだ?」
リ「(こそこそ)んー?イヴの夜に街中歩いたのなんか初めてだったろうからねえ。キャパオーバーなんじゃない?」
ハ「(こそこそ)あー…箱入りのお姫様には刺激的だったか?うーむ、まあちょっと激しめなカップルはいた、か…?」
リ「(こそこそ)筋金入りの初心だからねえ。まあいい経験になったんじゃない?」


ユ「ねえおっちゃん、晩ご飯どうする?皆お腹空いたでしょ。」
ハ「お、そうだよなあ。折角大部屋だし、適当に出来合買ってきてここで食うか。」
リ「じゃあ俺、買い出し行ってきますよ。何にする?やっぱチキン?」
ユ「俺も行くよ。見て選びたいし!」
ハ「そうか。じゃあ若い男2人に任せるかな。適当に見繕って来てくれ。女性陣もそれでいいな?」
ソ「私はブルーベル次第だけど。」
ブ「え、ええと」
リ「お嬢様食べたいものあります?なければ適当に買ってきますよ。」
ブ「え、買い出しなら私も」
リ「だーめ。そうしたらボディーガードもついて来るでしょ?大将一人に留守番させる気ですか?お嬢様は部屋あっためといてください。」
ブ「うう……ん、ハッサクさん一人?そういえばドーダンさんは?」
ソ「何を今更…宿が決まった時別れたじゃない。相変わらずのスピード離脱だったけど。」
ブ「ええええ気付かなかったわ!折角探したのにどうして…?」
ハ「いや逆に、宿が決まったのを見届けたからどっか行ったんじゃないかね。」
ブ「どういうことですか?こんなに寒いのに…」
ハ「今日それを聞くのは野暮ってもんだ。あいつにも色々あるだろうよ。」
ソ「(オッサン…)」
ユ「(オッサンくさい…)」
リ「(さっきの会話覚えてて言ってんのかなこのオッサン…。)」
ブ「よくわからないわ。普段からフラッと居なくなる人ではあるけど、寒さに強くはないでしょうに…」
ユ「大丈夫だよ。俺今回はちょっと追いかけて聞いてみたんだけど、他に行く所があるんだって。近くにお友達でも住んでるんじゃないかな?ちょっと急いでるみたいだったし、本当だと思うよ。」
ブ「そうなの?それならいいけど…」
ユ「うん。まあもし街中でドーダンさん見かけたら、姉ちゃんが心配してたって伝えとくよ。じゃ、行ってくるね。」
ブ「ええ…あ、じゃあご飯はユーリオ達に任せるわね。気を付けてね?」
ユ「了解。行ってきます!」


リ「相変わらずハイスペックな少年だなあ。しっかりしたお子さんで羨ましいよ旦那。」
ハ「だろ?いや俺は逆に不安なんだけどな…ああリコリス」
リ「ん?何でしょ」
ハ「お前に倒れられるのが一番困るからな。温かくして行けよ?」
リ「……お気遣いドーモ。じゃ行って参りますよ」
ハ「行ってらっしゃい」


おわり

なげーよ!!!
本当は食後の会話もやりたかったけど力尽きたので皆様のご想像にお任せすることにします…

因みにドーダンですが、もちろん蘭麝さんに会いにいきました。特に約束なんかはしてなさそうですけどね(笑) 日付けが変わる前くらいに着いて、様子見て1人だったら突撃、メンバーの皆さんと一緒だったら窓とかから呼び出し、それ以外だったら諦めて適当に宿取るんだろうな〜
実際どうなったかは神のみぞ知る

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