ナリ茶後日談3
2013.06.20.Thursday
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―竜彦の部屋にて。
狐「竜彦クン、飯マダー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン」
竜「催促するくらいなら手伝え…」
狐「寒いからお断りします(キリッ)」
竜「………」
狐「それにしても…壱鬼は何であんな部屋の隅でちっこくなってる訳?」
竜「さあ…気になるなら聞いてみればいいだろう」
鬼「ブツブツブツ…」
狐「おーい壱鬼クン、一体何があったし」
鬼「俺はMじゃないMじゃないMじゃない…」
狐「は?ちょ、マジで何があった…?」
鬼「…俺は先日、いつも通りに茶会に行った。そしていつも通り他愛無い話をしていた…」
狐「ああ、茶会に行ったのね。んで?」
鬼「俺はそこで、本物の鬼を見た」
狐「…はいぃ?」
鬼 「女は皆、心に鬼を隠し持っているっ!!赤ずきんには鞭責めされそうになるわ俐には喰われそうになるわ砂波銀には肉体狙われそうになるわ匡にはフェードア ウトされるわ文には乾いた笑いで哂われるわ舞桜には無邪気にマシュマロ責め&水責めされそうになるわ!何だあれドSの集まりかっ!?サディスティックパーリィってか!!」
狐「よくノンブレスで言えたねー。そして若干女の子じゃないのも混じってたよ?」
鬼「きっと灯や野乃果、ソレイユ、瞬に和歌の奴らもそうだ!あの時は本性を出さなかったが、本当は×××や☆☆☆☆とかしてみたいというドSソウルを秘めていたに違いないっ…!!」
狐「ちょ、竜彦クーン!壱鬼が何か変な事口走り始めた!」
竜「もうちょっとだけ待て、料理でその口塞がせるから」
鬼「俺に新境地への扉を開かせるつもりか!?だが断るっ!俺は肉食系男子、ケダモノの立場でいたいんだ!Mになんか誰が…ん?」
狐(お、止まった?)
鬼「…いや、そっちの世界には既に狼の奴がいるじゃねぇか!それにきっと聡や建の奴らも、何となくこっち属性の気があるに違いねぇ!何だ、沢山仲間がいるじゃねぇか!だっははは!俺は一人じゃないぞー、仲間がいるぞーっ!!」
狐「ちょっ、竜彦クーン!!早く料理持ってきてー!壱鬼が壊れ始めた!!」
竜「よし、ベランダから吊るして頭冷やさせようか」
狐「とりあえず、もちつけ壱鬼。…ん?握り締めているコレ何?」
鬼「あ?あぁ、文から貰ったハロウィン喫茶のサービスチケットだ。料理が安くなって、しかもペアで使えるらしい」
狐「マジか!…壱鬼くぅん、それ俺にちょーだいっ?(キラキラ)」
鬼「だが断る。そして声と顔キメェ」
狐「あぁ!?非リア充のお前だから、どーせ使わねえだろ!俺が有効的に使ってやるからよこせ!」
鬼「うるせぇエロ狐!俺はこれで頼子を誘うって文と約束したんだよ!」
狐「ヘタレのお前の事だ、結局誘えねーで終わるのは目に見えてんだよ!いいから黙って渡せこの野郎!」
鬼「誰が渡すかこの野郎ォォ!!」
鬼&狐「「うおぉぉぉッ!!!!」」
壱鬼&狐乃衛、券をめぐる乱闘開始。
それを見ていた竜彦が一言。
竜「…よし。お前ら、飯 抜 き な 」
鬼&狐「「えっ!?!?」」
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前半、SとM世界のかほりがほんのりとしたのは気のせいでしょうか←
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―学園内にある森にて、実習で待機中。
金「そういえば威綱、この間茶会に行ったんだってな?」
威「ん、ああ…其処で友達が出来た」
武「へー、やったやん」
威「ああ、ソレイユという子で一緒に写メも撮った。…見るか?」
金「本当か!?見る見る!」
威綱の携帯を見る二人。
武「ぶっははは!ソレイユちゃんは普通にかわええけど、お前めっちゃ顔ひきつっとるやん!何やこの口元、釣り糸で引っ張られてんのか!?」
金「あっははははっ!!もっと自然に笑えるようにしといた方がいいぞ威綱ー、これじゃ好きな子の前だともっと変な顔になっちまうぞ?」
威(精一杯笑ったつもりなんだが…)
武「はー、貴重な一枚見させてもろたわ…ん、お前首のそれ湿布か?何や、どっかで痛めたんか」
威「あ…いや、これもその茶会でな…」
金「まさかエルボーとか首四の字固めくらったとか?」
威「茶会はレスリングじゃないんだぞ金次。…ロイという猛者と空野という刺客に、バンダナを取られそうになった」
武「ほー、そのロイか空野っちゅうの首技狙ってきたんか」
威「お前もプロレス脳か武。…取られそうになったから、ヘドバンして防御した」
武&金「「は!?!?」」
威「で、首が“グキッ”といった」
武「防御で何でヘドバン!?ちゅーかお前、それ下手したらホンマ逝く所やったんちゃうのか!?」
金「…ふと気付いたが、威綱って本当バンダナ外さないよな…その下一体どうなってんだ?」
威「!!見るなぁぁぁぁッ!!!!」
武&金「「!?あ、頭にモザイクがーッ!?」」
威「ふう…黒狐先生から習得したものだ。もふもふだ」
武「もふもふって何やねん!?ちゅーかお前一体何習っとんねん!?」
金「ま、まあ自主規制が入る時とかには使えるんじゃないのかな?」
威「…そうだ、なめこトークが出来る奴とも出会った」
武&金((出たなめこトーク…))
威「国原文という女子でな、他にも深海魚トークや付喪神トークなんかもした」
金「ああ、あのぽやっとした感じの子だろ?へー、通じるものがあったんだなぁ…良かったな、威綱!」
威「国原は菌類マスターだ、侮るなかれ…」
武「菌類マスター!?一体何やねんそれ!?」
威「あらゆる菌類(きのこグッズ)を入手した者にのみ与えられる称号だ…お前達は到底得られまい」
武「いらんわそんな称号!!」
威「そして他にも、美羽というピンク髪天使の子とも、なめこトークしていたんだが…」
武「またなめこかい」
威「今度編入した時に学食をご馳走してやることにした」
金「お?お前が奢ってやるのか威綱、珍しいな!」
威「此処の学食の味を堪能してもらう為だ…ちなみにエビフライ定食をプッシュしておいた」
武「ほー、なめこプッシュちゃうんかい」
威「いいや、そこで付いてくる味噌汁をなめこ汁にしてもらう!(キリッ)」
武&金「「やっぱりー!!」」
武「どんだけなめこ好きやねん…その内ぬめって来るんちゃうのかお前」
威「これもなめこ大使の役目だ、それくらい喜んで受け入れよう」
金「なめこ大使…?何だかカッコいいなそれ!」
武「どこがやねんッ!!ちゅーか何やその役目は!?」
威「なめこ神から授かった称号だ…ちなみに国原からは、持っていた神像まで頂いた。紙粘土製で脆いから、今は神棚に飾ってある」
武「明らかにその国原っちゅうのが工作か何かで作った奴やろそれー!!」
金「でも武、物には魂が宿るって言うからあながち嘘でもないんじゃないのか?」
武「紙粘土に宿ってたまるかい!水でふやけてまうわボケェ!!」
威「なめこ神よ、俺は全国になめこの美味さを布教致します…どうかなめこのご加護を…」
武「…なあ金次、威綱の奴変な宗教掴まされたんちゃうのか?(ヒソヒソ)」
金「うーん…なくもない話だよなぁ…(汗)」
威「ああそうだ、ちらっとだが瞬輝という妖人科の生徒にも会ったぞ」
武「なっ、何ぃぃッ!?(ドキーン)」
金「妖人科かー…やっぱり俐みたいに陰陽師嫌いなのか?」
威「いいや、むしろその彼女の態度を詫びるような、物腰の柔らかな雰囲気だったな」
金「へー、一口に妖人と言っても色々いるもんだなぁ」
武「あの鬼女が…茶会に…か…(ブツブツ)」
金「…ん?どうした武?」
武「べっ、別に何もあらへんけどっ!?ちゅーかそろそろ此処から動いた方がええんちゃうのか!?うんよし、移動や移動!」
金&威「「…?」」
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後半、威綱で参りましたが…ひたすらなめこでした(笑)
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