先輩と後輩と
2013.06.18.Tuesday
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壱鬼達が、廊下の窓から絵を描いている所の笈君を発見したようです。
鬼「お、笈!そんな所で何してんだ?」
笈「あ、こんにちは。…えっと…」
鬼「はは、何だよもう忘れちまったか!俺は壱鬼、それでこっちが狐乃衛と竜彦だ!」
笈「すみません、皆さん…」
鬼「いーっていーって、気にすんな!」
竜「?笈と言ったか…人の顔を覚えるのが苦手なのか?」
鬼「違ぇよ竜彦、笈は時間が経つと記憶が消えてくらしくてよ、それで がはっ!?」
狐「おー、唐笠の見事なサマーソルトキックが決まったねぇ」
鬼「いきなり何しやがるこの傘野郎!」
唐「………」
壱鬼と唐笠さんが戦闘開始したようです(´・ω・)
笈「こらこら、唐笠さん止めなさい」
狐「いや、今のは壱鬼がデリカシー無さすぎた」
竜「俺も悪い事を聞いたな…すまない、笈」
笈「あ、いいえ、気にしないで下さい」
狐「ま、壱鬼の言うことなんか気にしなくていいよ、笈君」
笈「ありがとうございます、狐乃衛先輩」
狐「つーかあいつの場合、授業終わって三歩歩いた時点で直前の授業内容全部忘れるから、それよか全然マシだってw」
鬼「おい…てめぇわざと聞こえるように言ってるだろ…?」
笈「あははー…」
笈君、苦笑いをするの図。
狐乃衛をもっと腹立つ顔にしたかったです…(ぇ)
そして壱鬼が何か閃いたようです。
鬼「そうだ!笈、絵描くよかもっと手軽なのがあるぜ!」
笈「え…?」
鬼「よっしゃ、時間が無くなるからさっさと行くぞ!」
笈「え、ちょ、壱鬼先輩ー!?」
狐「あいつ思い立ったら即行動だな…少しは色々と考えないのかねー」
竜「まあ、それが壱鬼らしくて良いんじゃないのか?」
狐「まーな。じゃ、俺達も置いてかれないうちに行くか」
竜「ああ…けど、何か嫌な予感が…」
〜移動中〜
笈「それで…此処は…?」
鬼「ゲーセンのプリクラコーナーだ、さて…どれが一番撮影スペース広そうかな…」
狐「いやー、女の子達からの視線びしばし受けるねぇ竜彦君!」
竜「明らかに白い目だな…まあ、男だけでプリクラというのが異端なんだろうが…」
狐「何なら俺の姉ちゃんに変化するか?」
竜「止せ、中身がお前だと考えると余計虚しくなる」
鬼「っしゃあ!コレにするぞ!笈、こっちだこっち!」
笈「全部同じに見えてきて、段々迷いそうです…」
で、ぎゅうぎゅうになりながらも撮影した模様です。
その一枚↓
鬼「竜彦ー!お前何照れてんだよー!」
竜「こんなのやる柄じゃない…」
狐「そうだって竜彦ー、笈君の足の角度とか見習えって」
笈「でも狐乃衛先輩が一番ノリノリですよ…?」
ちなみに落書きは狐乃衛が頑張ってくれたようです
鬼「笈、これもスケッチブックに貼っとけよな」
笈「はい!ありがとうございますっ」
狐(笈君も喜んでくれてるみたいだな…良かった)
鬼「よっしゃ唐笠、お前もこっち来い!下駄に一枚貼ってやる!」
唐「…!?」
鬼「なんだよ、遠慮することねーって!何ならこっちから行ってや ゲフゥッ!?」
狐「おー、今度は見事なかかと落としが決まったねぇ…」
竜(早くこのコーナーから出たいっ…!!)
その後、皆でぎゃあぎゃあ騒いでたら従業員に追い出されたようです。
鬼「何だよ、ちょっと乱闘してただけじゃねーか…」
狐「それが問題なんだってば」
笈(皆さんと過ごしたこの時間も、きっと忘れてしまうんだろうな…)
竜「…どうした笈?体調でも悪いのか?」
笈「あ、いいえ!何でもありませんよ」
狐「とか言って、またしんみりした事考えてたんじゃないのー?」
笈「えっ…!い、いえそんなことは…」
鬼「なんだ、またしみったれた事考えてんのか?記憶を忘れたらまた新しく、楽しい思い出を作ればいい話じゃねーか!」
笈「…そうですよね……うん、そうですね!」
狐「はーい、そんなの出来んのは万年能天気で、頭の中がいつも春状態な壱鬼君だけだと思いまーす」
鬼「あぁ!?喧嘩売ってんのかてめぇ!」
狐「お?やんのか?」
笈「え!?ちょ、お二人とも!?」
鬼と狐が喧嘩を始めたようです。日常日常!(ぇー)
笈「竜彦先輩、二人止めなくていいんですか…!?」
竜「そうだな…よし、笈と唐笠…さん。ちょっと抱えて走るが良いか?」
笈「え?別にいいですけど…」
唐「…俺も構わねぇが」
竜「よし、決まりだな」
そして竜彦がお二方を抱えて走りだしたようですよ(・ω・)
竜「この辺りからでいいか…笈、耳塞いでおけ」
笈「?は、はい…」
竜「二人とも、ラーメン食いに行くぞ!!一番に着いた奴は俺が奢ってやる!!」
鬼&狐「「マジでか!!」」
鬼「…って、竜彦いつの間にあんな遠くにいんだよ!?」
狐「あ、あの野郎…!笈君を抱えて、彼を一番のりにさせるつもりか!」
鬼「なんだと!?そんな事っ…」
鬼&狐「「させるかよォォォォ!!!!」」
竜「…まずい、予想以上に追ってくる二人が速い…二人とも、しっかり掴まってろ!」
笈「うわあぁぁっ!!」
唐「……!!」
そうして誰が一番のりで着いたかは、皆様方のご想像にお任せします。
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