ナリ茶後日談6
2013.06.21.Friday
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―昼休み、屋上にて昼寝する建。
そこへ狒頼がフェンスを飛び越えてくる。
狒「建センパーイ!!」
建「ギャンッ!?(げ、狒頼!?)」
そのまま建に飛びかかる狒頼、しばし乱闘。
建「ガウ、ガウゥ!!(テメェ一体なんの用だ!どけ!)」
狒「あ、そうそう!俺、この間初めて茶会行ったんスよー!んで、そこで色々な人達と話してきたっス!」
一旦離れる二人。
そのままその場に胡坐で座る。
建「ワウ…?(へぇ…んで?)」
狒「えーと、まずは俺と同じクラスの桐と友達になったっス!猫耳触ってきたっスよー!他にも桜花先生からほっぺにちゅーされたり、公爵ちゃんとハグしたり年明けからいい事尽くしだったっス!」
建「バウ!?ワオォーン!!(マジ!?うらやまー!!)」
狒「あと、ハディートっていうやぶ睨みする奴にガン飛ばしたら何かビビられちゃったり、それ見てたエッセンバルって奴には脅されたりもあったっスけど…てかそのハディート、俺の渾身の変顔を鼻で笑ったんスよ!?ひどくないっスかー!?」
建「ワウ、バウッ(どれ、やってみろ)」
狒「いきますよ〜……(谷)はーっ!!」
建「ワン(クソつまんねぇ)」
狒「ひどっ!!」
そのまま並んでうつ伏せに寝転ぶ二人。
狒「あ、そうだ!黒石先輩にも会ったっス!」
建「ワウゥ?バウッ(黒石に?それは珍しいな)」
狒「ですよね〜、黒石先輩学校でも中々会えないから貴重な経験したっス!あ、貴重な経験で思い出したけど俺、狸ノ組合の狸一姐さんの紹介で会合に参加出来るようになったみたいっス!話聞いてたら色々楽しそうでしたよ〜?」
建「ワン、ハッハッハッ…(おい、その組合に美人っているのか…?)」
狒「何でも、美男美女揃いみたいっスよ…?(ニヤリ)」
建「ワオーン!(マジでかー!)」
狒「俺もそこで可愛がって貰いに…あ、茶会で俺も可愛がったのがいたっす!舞桜と野乃果ってヤツらなんスけど、もーどっちも素直で無邪気で可愛いんスよー!俺末っ子なんスけど、あれだったら弟か妹に欲しいっスね!」
建「ガウゥ…(お前の家族構成なんて知らんし…)」
狒「そうだ先輩、聞いて聞いて!韋駄天ってヤツから聞いたんスけど俺、何でも総合忍術科では有名人らしいんスよ!!(えっへん)」
建「ワウ、ガウゥ?(どーせまた、何か悪さしたんだろ?)」
狒「うぎーっ、先輩までそんな事言うんスか!してないっス!…けど、何か乱入したとかどーの言ってたような…(ボソボソ)」
建「?」
狒「あ、何でもないっス!なははは!」
狒「あとはー…和歌ちゃんと三条院先輩がいたけど、あんまし話せなかったのが残念っス…折角だから皆と仲良くなりたかったんスけどね〜」
建「クゥーン…(どれだけ交友増やすつもりなんだよ…)」
狒「えー?これだけ大きい学校なんだから、やっぱ色々な人と親しくなりたいじゃないっスかー!そだ、親しくなった関連で、灯ちゃんと空野が付き合い始めたみたいっスよ!」
建「ワウ!?(またリア充が増えたのか!?)」
狒「いいっスよね〜…えっへへ、俺もいつか月リンと…(妄想中)」
建「クゥン?(月リン?)」
狒「そう!月リンマジ俺の天使!明るいし気遣い出来るし忍者だし妖人にも偏見ないし…それに何より、めっちゃ可愛くて超俺好みなんスよー!!v V」
狒「はぁ…思い出すだけでドキがムネムネ…v」
建「ワウゥ…(ダメだコイツ…)」
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ということで、狒頼がリンちゃんにベタ惚れ致しました…!
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