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翌日、朝部活を終えて教室から戻ってきたところの雅樹に生意気にも声かけてみた。
あ、汗だ。
かっこいい、汗までかっこいい。
「雅樹‥」
「あ…おはよ」
「あ、おはよう‥昨日なんかあった?」
「え?なんもないけど」
「‥ほんとかよ」
「え‥うん」
う、嘘つけよこいつ‥
目を見ないじゃんか。
「じゃあ…今日は、お昼‥」
「あ、今日は無理」
「………」
「悪い!‥部活のやつらと食べる約束してて」
‥なんかショック。
なんだこれは、なんなんだ。
嫌われたか、そうなのか。
ごめんごめんという謝罪の言葉も頭に入らず、ふらふらと自分の席に戻ることにした。
俺は何か嫌われるようなことしてしまったか。
それとも考えすぎ?
きっと明日も昼食に誘ってみたところで断られるだろう。
下手に押したりせずに、俺も距離をとるべきなのかな。
そのまま自然消滅なんかしてしまったら怖いけど、あんな雅樹を見てるのも嫌だ。
あんな雅樹もかっこいいけれども。
その日のお昼に部活の仲間と食べている雅樹を見かけた時、もしかして浮気かもという1つの不安が剥がれ落ちた。
それにしたっていきなりだ。
いきなりよそよそしくなりやがってなんなんだよ馬鹿。
日付が変わったら元に戻っていればいい。
end
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