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「へー、仁、うどん好きなのか?」

「別に気分で…悪いか」

「いや別にそうは言ってねえけどさ。」


夢のようだ。
夢かもしれない。
だって俺が。雅樹と一緒に昼食をしかも2人きりで食べる日がくるなんて誰が予想していただろう…
誰もしてなかったよ。
向き合ってる雅樹。
カレーを食べる姿もそりゃあ格好良くて、あー盗撮できないのが残念なばかりだ。


「仁はさ。休みの日は何してんの?」

「え…、お、おまっ…そんな事聞いてどーするつもりだ…!」

「え?いやどうもしないけど」


そそそうだよな別にやましい気持ちがあったわけないしただ単純に聞いただけだろうに俺ってば何いちいち深読みして…恥ずかしすぎる!
雅樹は水を飲んで、まあいいんだけどさ、とカレーを食べる事に専念し始めた。
俺の馬鹿…
馬鹿すぎる…!


「や………」

「ん?…や?」

「や、すみの日は、…家でゴロゴロしてる…ゲームとか…」

「…そっか。」


…あ、笑った。
目を細めて、静かに……ってそりゃいくらなんでも格好良すぎだろイケメンすぎだろ…!
眩しすぎて直視できな…あああ本当にカメラ欲しいよカメラ!

2人だけでこんなじっくり話すのは初めてでやっぱり雅樹はいい奴で、帰ってすぐ日記に書こうと決めた。


end

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