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夏休み中にもう一度だけ会うことになった。えへ。
今度はいつ会えるのか‥なんて考えてたんだけど、あれ、なんかこれだと完璧に俺が誘われるの待ってるみたいじゃん、
いやおかしい、好きなのは俺なんだぞ俺が頑張んなきゃ意味ないって!‥てことでなんと俺から誘ってみたんだな、これが!

もちろんこのことは友紀に報告して、2人でワーイばんざーいこれで堂々と写真撮れるね!とお祝いした。

雅樹は、今おれのことどう思ってんのかな。
もう好きと思われてるとは流石に思わないけど、‥なんかこう、最初よりは俺のこと‥
いやいややめよう、恥ずかしいから。




「仁」

「!」


約束の日、雅樹は待ち合わせ時間の5分前に来てくれた、なにそれ嬉しい。
という俺は15分前からここにいたわけだけど‥。
来るタイミングが不意打ちだったのと、色々かっこよすぎだったのとで思わず「わっ」とか言って驚いてしまった。
くそっハズ‥


「待った?‥よな、ごめん」

「いや、別に」


別にじゃないよ俺!
緊張して待ってる感覚なんてなかったんだから、ここはもっと気を効かせた返事するべきだった‥

なんか空気が、学校で仲悪い奴と義務的な用事でやむを得ず休日に会うことになった、みたいになってしまったような…。


「…で、どうする?」

「えっ」

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