まゆ様より頂きました。
----------------
文次郎の腕を掴み歩き出す留三郎。
文『おいっ!!どこまで行くんだよ!!』
留『着いた!!』
文『何だよここ。何もねーな』
留『まぁ待ってろって』
文『はぁ!?俺は帰る』
『ぴゅるる〜ドンッ!!』
留『なっ。待ってろって言っただろ?』
文『あぁ。』
留『此処からの花火、絶景だろ?』
ニコッと笑う留三郎。
思わず赤面した文次郎
文『…あぁ。』
そんな文次郎に気付かず留三郎は話し続ける
留『あのさ、俺、……お前が好きだ』
文『はぁ?』
文次郎が留三郎を見ると、そこには真剣な顔をした留三郎が。
留『俺と付き合ってくれ』
文『…冗談はよせ』
留『冗談なんかじゃない!!』
文『…お前は俺なんかじゃなくてもいいだろ。今日たくさんの女達がお前を見てただろ?』
留『そんなの関係ない!!俺が好きなのは文次郎なんだ!!』
思わず文次郎を抱き締める留三郎。
文『!?』
留『好きなんだ…』
文次郎を抱き締めなから泣きそうになる留三郎。
それに気付いた文次郎は
文『バカタレ』
留三郎はビクッとし、振られたと思い腕を緩めると、
文『…俺もだ』
留『!?』
それはとても小さな声だったけど、留三郎の耳にしっかり届いた
留『文次郎!!』
緩めていた腕をまたきつくし、文次郎を抱き締める留三郎
文『うるさい!!いい加減離れろ!!』
気付くと顔の真っ赤な文次郎
留『さっき元気なかったのは、焼きもち妬いてたんだ?』
文『ばっバカタレ!!そんなわけあるか!!』
そしていつの間にか花火は終わっていた。
文『さっさと帰るぞ!!いい加減離せ!!』
留『はいはい』
帰り道
留『なぁ?文次郎も俺のことが好きなんだよな?』
文『はぁ!?』
留『なぁ!?』
文『…』
留『なぁってば!!』
文『うるさい!!好きだバカタレ!!』
思わず走り出す文次郎
留『ホント素直じゃねーな。待てよ文次郎!!』
こうして二人の熱い夏が始まった。
ちなみに
仙『なんだこれは?』
文『頼まれてた飴だ』
仙『何でこんなに溶けている?』
文『!?そっそれは…』
仙『まぁいい。随分と仲良くしてたみたいだな。飴が溶けるくらいに』
文『なっ!?』
仙『お熱いことだ』
文『バカタレ!!』
仙『うるさい。』
そして
伊『留三郎、お土産は?』
留『いや買ったんだけどよ。全部溶けちった』
伊『そんなー』
安定の不運
<<|
-----------------
まゆ様からの素敵な貰い物でございます。
メールで送っていただいた時の興奮を皆様にもぜひ!
に、にしてもところどころで私の絵が…邪魔すぎますね…ごめんなさい(T_T)
序盤の留さんの空回り具合が可愛いですよね^^*
そして仙蔵と伊作の暗躍が実は私の第二のツボを連打しています(笑)この二人の組み合わせ大好きなんです!( *´艸`)ハフハフ
そして浴衣!浴衣!!
これまた私のツボを…!!
最後のイチャイチャが可愛すぎます!
まゆ様の許可をいただけてよかったです。
まゆ様、この度は素敵な小説、本当にありがとうございました!!