まゆ様より頂きました。
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縁日当日。
文次郎並みの隈を作った留三郎。
(結局文次郎を誘えなかった。)
とぼとぼと歩いていると、鍛練中の文次郎を発見。
そこで文次郎に声をかけようと
留『おい、文次郎』
仙『文次郎。ちょっといいか?』
文『どうした仙蔵?』
仙『今日の縁日で売られる鼈甲飴をかってこい』
文『何で俺が!?』
仙『貴様、この間、私の焙烙火矢作りを邪魔した事を忘れたとは言わさんぞ』
焙烙火矢を構える仙蔵。
文『分かった分かった!!買ってくればいいんだろ!!』
仙『分かればいい』
文『ったく何で俺が』
文次郎がぶつぶつ行ってると、伊作が現れ
伊『いーな仙蔵。留三郎、僕にも買ってきてよ』
文次郎が誘えず放心状態だった留三郎は、思わず慌てて
留『はぁ!?なっ、何で俺が!?』
伊『誰のせいで毎日薬が減ってると思ってるんだい?』
留『それは文次郎が』
仙『ちょうどいい。貴様ら二人で買ってこい』
留文『はぁ!?何で俺たちが?』
仙『うるさい』
留文『ほーろくひやだー!!』
こうして調合組のおかげでおつかいに行くことが決定。
そして夕方。
どうせ行くなら浴衣で行ってこいと言われ、浴衣姿で出門表にサインし文次郎を待っていた留三郎。
(文次郎も浴衣なんだよな!?緊張するー!!)
そこへ
文『待たせたな』
留『おっ、おう!!』
文『…?行くか』
留(やべー!!なんか文次郎色っぽくないか!?)
緊張して文次郎を直視出来ない留三郎。
文次郎はそんな留三郎を不思議がりつつも、二人は歩きだした。
縁日到着。
文『さて。仙蔵が欲しがってた飴はどこだ?』
留『ちょっと待てよ。せっかくだし何か食おうぜ』
ちょっと考える文次郎。
留『おごってやるからさ』
文『そこまで言うなら付き合ってやる』
結局一緒に食べることにした文次郎。
留『あー美味かったな!!』
文『そうだな』
しかしあまり元気のない文次郎。
文『そろそろ仙蔵達に飴買って帰ろうぜ』
留『…そうだな』
仙蔵達のお土産を買い、帰ろうとすると
留『ちょっと付き合ってくれ!!』
文『どこに行くんだよ』
留『いーからいーから!!』
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