まゆ様より頂きました。
※画像ファイルの都合により、3ページに分けさせていただいています。
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忍術学園の夏休み
最上級生でもある文次郎は、鍛練を行う為例年通り、家には帰らなかった。
そして他の六年生もほとんど帰らず、留三郎もその中の一人。
それは休み前に終わらなかった小平太の塹壕や綾部の蛸壺埋め、そして鍛練もするからだ。
しかし最大の目的は近所のお寺で行われる縁日に文次郎を誘うこと(笑)
気がついたら犬猿の仲である文次郎を好きになっていたのだ。
しかしなかなか告白出来ない留三郎は、縁日で文次郎に告白しようと考えていた。
でも文次郎に声をかけても喧嘩になってしまう二人。
結局今日も誘えなかったと医務室でうなだれてると
伊『聞いているのかい留三郎!!まったく毎回君達は!!』
もはや伊作の言葉が届かない留三郎。
伊『ここ数日の喧嘩は全て君からなんだろ?そんなに文次郎が気に入らないのかい?』
留『そんなんじゃねーよ!!』
伊『だったらどうしたのさ?』
留『そんなの俺にも分かんねーよ。治療ありがとな。』
とぼとぼと自分の部屋に帰る留三郎。
伊『ホント素直じゃないんだから。
ね、仙蔵』
すると天井裏から現れる仙蔵。
仙『まったくだ。ここは少し協力してやるか』
伊『仙蔵が珍しいね。どういう風の吹き回し?』
仙『毎日学園にいてもつまらないからな。そして伊作、焙烙火矢をやろう』
伊『ごめん!!冗談だってば!!』
その後医務室から伊作の悲鳴が聞こえた。
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