04「〇〇…どこぉ…?」


SSのみ


「とめ…」

小さな猫の文次郎は、瞳にいっぱいの涙を浮かべ、大好きな友達の名前を呟きました。

猫の文次郎と留三郎はかくれんぼをしていました。
今は猫の文次郎が探す役です。
しかし困ったことに猫の留三郎が見つかりません。

「とめ……」

食堂も、長屋も、校庭も探しました。
一年は組の三人組にも聞きました。

しかし、見つかりません。
猫の文次郎の瞳からたくさんの涙がこぼれ落ちます。
もう、会えない気さえします。

「とめぇ…!」




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テーマ「人外ファンタジー」
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