荒い呼吸に合わせて上下する胸を掌で撫でると、数馬はくすぐったそうに身を捩らせた。

「先輩…」

 数馬の薄い胸板スベスベ。その感触もたまらないし、何より頬を赤く染め涙目でこちらを見つめる数馬の表情のそそることそそること。果実のような小さな乳首な軽く爪を立てると、「ひゃうぅんっ」と数馬の体が跳ねる。乳首弱いなー可愛いなー。くにくに、つんつんと強弱をつけながら弄ってやれば、それに合わせて「んっ…はぅっ」と鼻にかかった声が漏れた。やべーまじたまんねー。

「数馬、ちゅーしよ」
「わっ…」

 数馬が驚いた隙に唇を重ね、僅かな隙間から舌を侵入させる。ちゅぷちゅぷとわざといやらしい音を立てながら、舌を絡めると、触れ合う数馬の肌が一層熱を持った気がした。
 名前の腹に、固くなった数馬自身が当たる。口付けたままそっと触れると、数馬が「やっ」と小さく抵抗さた。

「数馬、やなの?」
「だ、だって先輩、ちゅーしたままだから…。ぼく、苦しくて」
「じゃあちゅーやめたら、触ってもいい?」
「え」
「数馬がやなら、触らないよ」

 もちろん嘘だ。数馬は嫌がらないだろうし、名前だってここでやめようなんて気はさらさらない。
 しかし名前の言葉を真剣に受け取った数馬は「そんなことないです」とふるふると首を横に振った。

「ぼく、名前先輩にいっぱい、触ってほしいです」

 そうやって懇願する様は、ご主人様のご機嫌取りをする子犬のようで。
 名前は自分の理性がどこかへ吹っ飛ばされる爆裂音を聞いた。

「よく言えました!」
「んぁっ、先輩っ」

 数馬を膝の上に乗せ、柔らかい耳朶に舌を伸ばす。時々甘噛みしながら、袴の上から主張している陰茎を握り、軽く上下に扱く。

「ふぁああ…先輩っあぁ…おちんちん苦しいっ」
「あーあ、先っちょからえっちぃお汁出て、袴濡れちゃってる」
「先輩、意地悪しないでぇ…」

 立ち上がろうとする陰茎が無理矢理褌に抑えつけられているというのは、それほど辛いことらしい。数馬の目から涙が溢れた。涙を舐めてやりながら、「ごめんね」と腰帯を外し袴を下ろしてやる。それから褌を外すと、待ってましたとばかりに数馬の陰茎がぴょこんと顔を出した。

「数馬、元気だなー」

 先走りで濡れた亀頭をつんと突くと、びくんと陰茎が震えた。形だけ見れば化け物以外の何物でもないのに、これが数馬の体の一部だと思うと愛しくてたまらない。先っちょから裏筋を経て根元、下の小さな袋までちゅっちゅと口付ける。

「せんぱ…ぃ、でちゃぁ…んっ」
「数馬待ってー」

 名前は慌てて数馬をくわえた。そのまま顎を前後に動かすと、

「あぁああっ!」

 間もなく数馬が果て、名前の口内に独特の味が広がった。それをごくりと飲み干し、鈴口に残る精液の残滓を舐めていると、

「先輩、そんなの汚いです…お腹壊しちゃうかも」

心配そうに数馬が言う。

「大丈夫、今までお腹壊したことないもん」
「あう…そうですけど…」
「あれ、数馬、またおっきくなってきちゃったね」
「あっ、こ、これはぁ…」
「数馬のえっちぃー」
「んぁああ! 名前先輩ぃっ」
「今日はお腹壊すまで、数馬の精液飲んじゃおうかなっ」
「先輩っ!」




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