──雨。 ミッドガルに久しぶりに降った雨は、全てを包み、飲み込んで。 言葉は意味をなさない。 否、既に声は届いていなかったのだけれど。 放った声も、放たれた声も、耳慣れる音も、見慣れる空も、雨に覆われて。 その涙も、声も、掻き消されて。 問い掛けすら届くことはない。 このまま、みんな一緒になるの? 雨は身体に溶け込んで、同化して、流されて…消えていく。 これで終わりなら、なくなってしまうなら。 最期に、精一杯、足掻いてみようか、 彼を呼んだ声。 何を叫ぶ唇。 "夢を持て" "誇りを忘れるな" 一つの小さな声が、やがて大きな、たくさんの一つになって。 いつか誰かに届くよに。 その姿、偉業は消えてしまっても、存在は伝説となり、語り継がれる。 もう二度とその声を聞くことは出来ないけど。 もう、その声は聞こえない (大丈夫、しっかり胸に刻んでいるから。) ──── 誰かの語り…ザックスかクラウドあたりかと。 ONE PIECE観てる時書いたのですが…ばれてますかね;? 泣きながら書いたんでぐしゃぐしゃです、すみません(><) 久しぶりの更新がこれ…リアルが一段落したらたくさん更新できるようにがんばります! prev│next ( 1 / 1 ) [back] |