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Zack X Cloud

Side-Cloud

俺の体はもうボロボロで、動くのもままならない状態。

――もう、終わりなのか?

その時。

「―俺ならまだ諦めないぜ」

…ぇ?
(……ザックス、なのか?)

「夢を抱きしめろ。そして、どんな時でもソルジャーの誇りは手放すな」

彼がいることが
信じられなくて。
声を聞いてることが
信じられなくて。

あぁ、本当に――?

「ザッ、クス?」

やっとの事で、そう呟く。

「手ェ、貸して欲しいか?」

(ううん。大丈夫だ)


ザックスが来てくれたから。
とても驚いた。でも嬉しい。
だんだん勇気が湧いてきて。

まだ、戦える。

「楽勝じゃない?」

「あぁ」


オマエがいるから。


「もう、忘れるなよ」

当たり前だ。

「俺が、お前の行きた証だ」

…ザックスの表情は
見えなかったけれど。

(俺には分かる気がするよ)


大切なこと。



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