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Side-Sephiroth

ライフストリームに戻った俺は、"誰か"とすれ違う。

すれ違いざまに、

「――あ、んた」

声を掛けられた。

「…なんだ?」

振り向くと、

「セフィ、ロス…だよな?」

「ああ、そうだ。久しぶりだな。ザックス」

ザックスがいた。

「なぁ、セフィロス お前―」

ザックスが何かを言おうとする、がその前に抱きしめる。

「ずっとお前を探していた。会いたかった、ザックス。」

「は?…え?まじで言ってんの?」

「真面目に決まっている。…すまなかったな、ニブルヘイムでは。」

「…もう、良いよ。けどさ、あんた本当に"前の"セフィロスなのか?」

ザックスはまだ不安そうだ。
滅多に見られない態度なので、このまま見ていようかと思ったが、あまりに可哀相だったので教えてやる。

「ああ、当たり前だろう?でなければこんなことはしない」

言い終えると、俺はザックスに口づけをする。


「…………っ!!

「顔が真っ赤だぞ?」

「っるせー!!急にしてくるのがいけないんだろ!!」

そう言うので

今度はゆっくり、口づけを交わす。

今までの穴を埋めるように――



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