Sephiroth X Zack Side-Zack (セフィロス、どうして?) 俺は驚愕する。 セフィロスが現れたこと、野望があること。 その野望を聞いて、 あぁもう"セフィロス"じゃないんだと今さら理解する。 無口だけど根は優しくて、本当は寂しがりで、そんなセフィロスはいない? たまに見せる笑顔も、俺だけに魅せる妖艶な笑みと幸せそうな眼差し。 もう戻らない? 本当にそうか? 心は違う。でも身体は―― セフィロスは…いる? まだ、戻れる? 今なら間に合う? ――その時、 クラウドの出した技がセフィロスにあたる。 セフィロスは相当なダメージをくらい、もう駄目だ、と本能的に察知する。 (嘘、ダロ――――?) いくら完全な体じゃなくても。 天下の英雄サマが。 そんな簡単にやられるなんて。 「私は、思い出にはならないさ」 言って 消えていく。 俺は、ただ茫然とその光景を眺めていた。 __ [back] |