Side-Zack (あっ、クラウドが!!) セフィロスの刀で体を貫かれるクラウド。 (やめろっ!!クラウドを傷つけるな!!) 思っても、セフィロスを止めることはできない。 叫びは、誰にも届かない。 倒れるクラウド。 (クラウドを、守るんだ) それだけを強く念じた。 次の瞬間、俺は クラウドの後ろにいた。 (どうか、俺の声を届けてくれ) 「夢を抱きしめろ。そして、どんな時でもソルジャーの誇りは手放すな」 「…ザッ、クス?」 俺の願いが通じたのか、声は聞こえているようだ。 「手ェ、貸して欲しいか?」 首を横に振るクラウド。 (やっぱりか、嬉しいんやら淋しいんやら…フクザツだな。でも、クラウドなら) 「一度倒した相手だろ?楽勝じゃない?」 俺にはできなかったけど。 お前ならできるから。 「もう、忘れるなよ」 その想いを。 「俺が、お前の生きた証」 (うん。それでいい) ありがとう。 Side-Cloud 「――大切じゃないものなんか、ない!」 そして、 持てる総ての力で技を繰り出す。 想いを、繋げるために。 __ [back] |