「ミューちゃん先輩！」
「む？貴様は四ノ宮那月…なんだその呼び方は」
「だめですかぁ？かわいいと思ったんですが…」
「…ふん、まあよい。俺は慈悲深いからな」
「わあ！ありがとうございます！僕のことは気軽に『なっちゃん』と呼んでください」
「いや、それは遠慮する」
「ところでミューちゃん先輩は甘いものがお好きなんですよね」
「それがどうかしたか」
「実はさっきスイーツを作ったんです！」
「何？スイーツだと！？…それは、甘いか？」
「はい！とぉ〜っても甘くしたんですよぉ〜。良かったらミューちゃん先輩も食べに来ませんかぁ？」
「そ、そうだな…行ってやらんこともないぞ」
「わあい！じゃあ是非こっちに来てください！」
☆☆☆
「翔ちゃん藍ちゃん、ただいま〜」
「おう那月……ってカミュ先輩！？」
「あれ、カミュ。どうしたの？」
「ああ、ここは美風らの部屋か…少し邪魔をするぞ」
「えっ？ええ？」
「さあ〜これです！ミューちゃん先輩！」
＼ででーーん！／
「こ…これは…」
「『那月スペシャル〜魅惑のsweet mountain〜』です！」
「おっおい那月！！それはダメだ！！！絶対ダメだ！！！スプーン一杯で一生分の甘いもん食った気になるほど甘過ぎるだろそれ！！！！」
「ああ、それは確かナツキが砂糖ハチミツ生クリーム練乳チョコレートシロップカスタードグラニュー糖その他諸々のあらゆる甘いものを駆使して作っていたものか。ショウが学習もせずまた被害に遭ったんだよね。言うまでもなくカロリーオーバーだからボクは食べてないけど」
「ふ、ふむ…確かに甘そうだな…」
「なんかソワソワしてる！？いっ、いや絶対食べない方がいいです！！いくら甘党でも！！」
「さあ〜いくらでも食べてください！」
「うむ」
「ダメだこの人話聞く気ねぇ！！！」
「そうだね…ショウが『甘さ』にのみ耐えかねたと言うなら…カミュならあるいは…」
「……！！こっこれは…！」
「どうですかぁ？」
「くっ…俺は止めたからな…」
「うま…っ！い、いや、なかなか口に合わんでもないぞ？」
「本当ですか？それはよかったです！」
「マジでぇ↑！？」
「やっぱり。ふむ、さすがカミュと言うべきか」
「すげぇ…レンでも遠慮してた逸物だってのに…」
「レンは甘いものがあまり得意でないみたいだからね。そうか…カミュは甘いもの限定でナツキの料理を食べられる、と」
「さすがマスターコースの先輩だぜ…」
「わあ〜い！完食ですね！」
「うむ…また食べてやらんこともないぞ」
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試しに絡めてみたけど、なかなか良いかもしれませんこの二人。そのうちCPで書けたらいいなと思います。
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