会話文・小ネタ詰め | ナノ



*トキレンと愛され音也くん。+大勢





───



■ST☆RISH(一十木音也、聖川真斗、四ノ宮那月、一ノ瀬トキヤ、神宮寺レン、来栖翔、愛島セシル)様 控え室



ガチャッ

「あ レンおはよう〜」
「おやイッキ、随分早いんだね」
「レンこそ、いっつも最後なのに」
「ああ、今日は早朝にロケがあったからね…帰りに直接来たのさ」
「そっかあお疲れさま!」
「……それにしてもイッキ、」
「なに?」
「ここ、寒くないかい?」




☆☆☆




「ああ、なんかエアコン壊れてるっぽいんだよね〜」
「ホントだ…イッキは寒くないのい?」
「俺?ちょっと肌寒いけど大丈夫かなあ」
「さすがだね。ん、本当だ温かい」
「うわっ!レン手ぇつめたっ!」
「イッキが温か過ぎるんだよ」
「意外と寒がりなんだ?レンって」
「そうかもねぇ」

ぎゅっ

「うわあったかい…」
「あっはは、そんなに寒いの?」
「今日はちょっと薄着だったかもしれないな」
「じゃあはいっ」

ぎゅうー

「あったかい?」
「ふふ、ああ。ありがとう」
「なんかこうしてると那月みたいだよねー」
「そうだね」
「レンくん、かわいいですぅ〜!…って。似てる?」
「あははっ、似てる似てる。でもさすがに俺はかわいくないんじゃない?」
「ん〜どうだろ。那月は自分より小さかったらいいみたいだよ」


ガチャ


「あ、トキヤおはよう!」
「やあイッチー、早いね」
「その言葉はあなたに返しますよレン…ってそうじゃなくて!あなたたち何してるんですか!」
「何って?」
「…ねぇ?」
「何故こんなところで抱き合ってるんですか!気色悪いんですよ」
「うわあひどいよトキヤ!」
「寒いからね、イッキで暖をとっているのさ」
「音也はカイロじゃありませんよ、まったく……っ…くしゅんっ」
「あーほらほらトキヤも寒いでしょ〜こっち来たら?」
「イッチーはいかにも冷え性って感じだよね」
「何ですかそれは……ふう」


ぎゅうっ


「わわっ」
「ちょっと、イッキ取らないでよ」
「私も寒いんですよ。貸しなさい」
「わああ!2人とも引っ張らないで!」
「じゃあほら、半分こ」
「ほら音也、もっとこっちに寄りなさい」
「もー2人とも…」




☆☆☆




ぎゅ〜

「……ちょ、ちょっとイッチー…」
「なんですか」
「い、いや、何でも…(近い…)」
「なら、おとなしくしててください」

ぎゅっ

「んっ…」


「……何か俺邪魔?」
「なっなっ何言ってるんだいイッキ!」
「そ、そうですよ、何言ってるんですか」
「でも……どうせなら2人で抱き合ってたら?」
「なっ…!」
「ばっ…馬鹿なことを言わないでください!」
「そうだよイッキ!」
(……2人とも、素直じゃないなあ…)
「もう…」
「まったく…」


ぎゅーっ


(もう俺を抱き締めてるんじゃなくて、俺を間にして抱き合ってるだけじゃん…)




☆☆☆



ガチャッ


「おはようございま〜す……っ!!」


ドサッ


「!? 那月!?どうし」

「あっ那月と翔!おはよ〜」
「やあ、おはよう」
「おはようございます」

「わあ〜!3人ともかわいいですぅ!!」
「な…何やってんだお前ら…」
「僕も入れてください!」


ぎゅ〜っ


「わわっ那月〜!」
「ちょっと四ノ宮さん!苦しいですよ!」


ヒョコッ

「何をやっているのですか?」
「ん…?やけに騒がしいな…」

「聖川にセシル!」
「ほらほら〜翔ちゃんも来て下さい!」
「うわっ!那月お前引っ張んな!」
「何をやっておるのだ…」
「なんだかあったかそうです!ワタシも入れてください!」
「なっ愛島…」


「ん〜?何楽しそうなことやってるのー?」
「寿先輩」
「ちょっと、この楽屋うるさいんだけど?」
「美風先輩も」
「ちょっと〜皆そろって何やってるのさー!僕たちも入れてちょーだいっ!」
「なっ!?ちょっとレイジ!ボクまで巻き込まないでくれる!?」
「いーからいーから〜!」


「おいてめえらうるっせぇぞ!」
「黒崎先輩!……よし、俺たちも行きましょう」
「はあ?何言ってんだてめえ…って離せ!」
「おい貴様ら、もう少し静かにできんのか!」
「…っ…こうなりゃてめえも道連れだ、カミュ!」
「!? 何をする!離せ!」


「あらあらなーに?にぎやかねぇ」
「あいつらまた何かやってやがんな…おいうるせーぞ!」
「あら、皆かわいい〜!いいじゃなーい。写真撮っちゃおうかしら〜」

「わあ〜リンちゃんだあ!撮って撮って!」
「ちょっ…この体勢で撮るのかい…?」
「くっ苦しい…」

「ほらほらー!皆行っくわよぉー!」




☆☆☆




「わあ〜綺麗に撮れてますねぇ」
「うむ。さすが月宮先生だな」
「デジカメでもすげーな〜」
「デジ亀?ショウ、なぜ亀が出てくるのですか?」
「うふふ、じゃあ収録頑張ってね〜」
「ほら林檎、お前もこれから撮影だろ。行くぞ」


『ST☆RISHさーん、そろそろ準備お願いしまーす』

「あ はーい!今行きます!」
「じゃ 皆、頑張ってちょ!」
「ほらレイジ、ボクらもそろそろ行くよ」
「まったく…なぜ俺がこんな茶番に付き合わねばならんのだ」
「おら、さっさと行くぞ」

「何やってんだよ那月、置いてくぞ」
「ああっ翔ちゃん待ってください〜」
「マサト。この字はなんと読むのですか?ビジンキョク?」
「ん?これはつつもた…って、なぜこのような言葉が出てくるのだ!?」




………


「わ、私たちも行きましょうか」
「そ…そうだね」
「………」
「音也?どうかしたんですか?」
「んー…、えいっ!」


どんっ


「えっ…」
「!」


がしっ


「ちょ、音也…!」
「何するんだいイッキ!」
「えへへっ…じゃ、先行ってるから!」


ばたばたばた…


「音也…あなた…!」
「…っ…」
「…………」
「………えっと…ありがと…」
「いえ…」
「………」
「……レン」
「なに…、っ!」


ぎゅっ…


「……!!」
「すいません、あと10秒だけ…」
「…寒いの?」
「……。いかにもな冷え性ですから」
「…!……ふっ、…そうだね」





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