もぐもぐ

あー甘い
甘ったるいぐらいが丁度いいこのお菓子
いつも食べてたドルチェを思い出しますー
ほんと、毎日のように食べてたなー
甘いお菓子に現実逃避
それが、未来でもミーのあり方だった

フ「甘い・・・（ﾎﾞｿｯ」
ブ「お、フランじゃん」
フ「あーブン太先輩じゃーないですかー」
ブ「おう、お前もサボりか？」
フ「まーそうですねー」

だってつまらないし
ミー頭いいですもんー
そう言えば「生意気」と頭小突かれた解せぬ
事実ですよー

ブ「ん？お前お菓子持ってんじゃん！くれ！」
フ「えー」
ブ「先輩命令」
フ「ちぇー」

本当にずるいですよー
先輩命令とかー
ミーの命（お菓子）がー

ブ「んっ、うめっ♪」
フ「お気に召したようでなによりですー（ﾌﾞｽｯ」
ブ「膨れんなって♪これやっからよ」
フ「クッキー？ですか？」
ブ「おう、さっきの時間に作ったんだぜぃ！」

もむもむ

うわっ、結構うまいですー
なんか悔しい
でも、止まれないー

ブ「上手いだろ（ﾆｶｯ」
フ「・・・まぁまぁですねー」
ブ「んだとっ、こいつ！」

ブン太先輩がミーの頭をわしゃわしゃ撫でる
髪が乱れるからやめてくださいー
そういっても止めない
いい加減イライラしてきましたー

ブ「フラン」
フ「・・・なんですかー？」
ブ「ため込むなよ」
フ「・・・」
ブ「ほらっ、俺は先輩だろい？だから吐きだせ」
フ「ちなみに拒否権はー？」
ブ「ねえに決まってんだろい！先輩命令だ！」
フ「うへー」

本当に横暴
どっかの堕王子みたいですー
・・・ブン太先輩
ミーがいたのは血なまぐさい裏の世界
いまはそこにいないとはいえ
いつみなさんを巻き込むか分かりませんー
もし、そうなったとするならば
ミーはみなさんを守りますー
この力で
絶対に・・・

だから
ミーの先輩でいてくださいー





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