あけおめ!
1月1日朝、汐梨率いるいつものメンバーは、とある神社の前で待ち合わせをしていた。
…はず。
「「あいつら何時になったらくるんだ…」」
「蒼葉とハモったし」
「まぁまぁ汐梨、蒼葉、落ち着いて…」
そう。確かに待ち合わせは8時。
…現在時刻、8時45分。
元々蒼葉は気が短めだ。主に馬鹿2人(輝流と日和)の面倒を見ているからでもあるが。
汐梨は何時もはこんなに気は短くない…が、流石に45分も待てばこんなになるのは当たり前だろう。
「それにしても、由飛が来ないのは珍しいね。」
「まぁ確かに…」
「どうせ由飛は寝てるんじゃないかと私は思う。」
「「………。」」
汐梨の言葉に2人は黙る。
有り得ない、と言えない。
むしろ有り得る。
心当たりがありまくりだ。
…何やら遠くの方から聞き覚えのある声が聞こえる。
「輝流、あの背が高いのぜっっったい蒼葉だよ!」
「ホントだ!由飛起きろよーおもい、ぐるじぃ…」
「…うん…。zzz…」
「汐梨に蒼葉、日和達来たよ…?」
「やっとか…」
「マジか…?」
「汐梨ー!」
「日和…」
「何でそんな疲れてるの?」
「お前ら何してたんだよ!?もう直ぐ1時間経つぞ、1時間!」
「蒼葉ごめーん」
「日和、もう少し真面目に謝ろうよ…」
「蒼葉ゴメンなっ!」
「輝流、お前な…」
「…とりあえず、どうしてこんなに遅れたの?」
「えっとー、由飛が寝てた!」
「から起こしてきたらこんな時間になった!」
「そのことに対して、由飛何か言い訳は。」
「ありません本当にまじですいません…」
「まぁとりあえず全員集まったから参拝行こう。いいか?蒼葉。」
「ああ…」
「じゃぁ、みんな願い事は?」
「苦労が増えませんように。主に馬鹿2人による。」
「蒼葉に同じく。後みんなが元気に過ごせますように。元気過ぎるのは困るが。」
「私はみんなと楽しく過ごすことかなー」
「あたしはめいっぱい遊びたい!」
「まー、オレは変わらない一年が過ごせますようにってことで。」
「おれ世界征服!」
「「「無理だろ」」」
「うーん…輝流ならできそうなんじゃない?」
「輝流ズルい!あたしも!」
「まぁ、とりあえず。」
「「「「今年も宜しく御願いします。」」」「よろしく!」
「よろしくなっ!」
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あけましておめでとうございます!
今年も宜しく御願いします!
2013,1,2 柚葉
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